福岡大学工学部機械工学科Department of Mechanical Engineering,Fukuoka University

CANDIDATES受験生の皆様

山辺 純一郎
機械工学科主任
山辺 純一郎

 このページをご覧頂き有難うございます。機械工学は、社会に必要なあらゆるものを生み出す「ものづくり」の学問です。日本のものづくりは、互いに協力して技術革新を積み重ね、より良い工業製品を創造することで私たちの生活を支えてきました。今や日本の工業製品の品質と性能は世界トップクラスとなっており、ものづくりは素晴らしい日本の伝統文化と言えるでしょう。私たち機械工学科は、ものづくりの文化を発展させながら、将来の工業界を支える技術者や研究者を育てることによって、未来への夢を大きく膨らませていきたいと考えています。高校生の皆さん、是非、本学の機械工学科で学び、皆さんの夢を実現して下さい。

オープンキャンパスについて

 本学では例年8月上旬に高校生、受験生の皆さんを対象としたオープンキャンパスを実施しています。 機械工学科では個別相談、模擬授業、研究室見学等を行なっていますので是非ご来学ください。

オープンキャンパスのホームページはこちらから。

 

夏のリコチャレについて

 リコチャレ(理工チャレンジ)は、女子中高生等が、理工系分野に興味・関心を持ち、将来の自分をしっかりイメージして進路選択することを応援するため、内閣府男女共同参画局が中心となって行っている取り組みです。当学科は理工チャレンジの趣旨に賛同し、女子中高生の皆さんに機械工学の面白さを知って頂くことを目的としたサマースクールを開催します。

夏のリコチャレ2023 福岡大学「機械工学サマースクール」のホームページはこちらから。

 

入学試験について

 機械工学科では、以下のような多様な入試制度を採用しています。

  • 一般入試(系統別日程)
  • 一般入試(前期日程)
  • センタープラス型入試
  • 大学入試センター試験利用入試
  • A方式推薦入試
  • スポーツ特別推薦入試
  • 帰国子女入試
  • 社会人入試
  • 編・転・学士入試
  • 学部留学生入試

 主要な入試制度については本サイトの入試情報のページで説明しています。
入試制度の詳細、過去の入試データ等については福岡大学入学センターホームページをご覧ください。

学びの特色

徹底した基礎教育により高大の学びを接続

 高校の物理・数学を大学の機械工学に接続する「機械工学基礎演習」を1年次前期に受講。理解の状況によっては後期にリメディアル科目を実施。すべての学生が、専門学習に取り組むために必要な基礎学力を養います。また、「技術者リテラシー」科目で、機械工学の知識を実感を伴って身に付いたものにします。

ハイレベルな「CAD・CAE」による体験学習

 本学の「大規模CAD/CAE教育環境」構想の第一歩として、まずは既存の学生実習室を充実。導入したCADによる機械設計、FEMによる性能評価というプロレベルの工程をシミュレーション。実践につながるスキルを身につけます。

最先端の設備を活用した実験・実習を展開

 地球環境に調和したエネルギー利用の考案につながるコジェネレーション装置。先進のロボット産業で用いられる多自由度汎用知能ロボットアーム。これらをはじめ、先端材料試験装置や3次元CADシステム、マイクロガスタービンや超音波振動切削装置、医学分野機械の人工関節実験装置など、最先端の設備を活用した実験・実習を展開。ハイレベルなエンジニアリングを修得します。

社会や工業界での実践を念頭に置いた指導

 すべての講義・演習・実習において、「この学びが社会や工業界の現場でいかに役立つか」という解説を交えた指導を展開。学ぶ意欲を高めつつ、進路を意識した技術習得につなげます。また、プレゼンテーションやコミュニケーションの能力向上を目指し、卒業研究の成果を学会などで積極的に発表します。

4年間の学修の流れ

1年次
高校の物理や数学を復習・発展させる「機械工学基礎演習」等の必修科目により、今後の学びと技術習得の土台を形成。

2年次
あらゆる現象を力学的かつ数学的に考察する学びに取り組む、3年次以降の専門的な学習や実習に備える。

3・4年次
材料力学、流体工学、熱工学、機械設計・工作、機械力学・制御の5分野にわたる学習や実習により、エンジニアとしての高度な知識・理論・技術を幅広く身に付ける。

あらゆる工業分野に適応して実力を発揮するリーダーシップを持ったエンジニア

就職進路について

 機械工学の技術者は、すべての産業の中心で活躍しているといっても過言ではありません。そして、これまで以上に、機械工学や素材のみならず、コンピュータ、電気、電子にも通じた幅広い視野をもった技術者が求められています。近年、本学科の卒業生も、従来の分野に加えて、あらゆる分野に進出し、就職先の幅を広げています。機械工学科は最も就職に強い学科の一つといっていいでしょう。最近は大学院進学者も増加傾向にあります。本学科の詳しい就職進路情報は本サイトの就職進路のページをご覧下さい。

取得できる資格について

  • 在学時から受験できる資格
    修習技術者(技術士の一次試験)、FE(米国の「PE」プロフェッショナル・エンジニア資格の一次試験)
  • 教職課程の所定の単位修得により取得できる資格
    高等学校教諭一種免許状(工業)
  • 卒業後受験資格が得られる資格
    自動車整備士(3級)、消防設備士(甲種)、ガス溶接作業主任者
  • 卒業後の実務を経て取得できる資格
    警備管理者
  • 卒業後の実務を経て受験資格が得られる資格
    技術士、一級・二級建設機械施工技士、ボイラー技士(特級)、労働安全(衛生)コンサルタント、
    管工事施工管理技士、造園施工管理技士、衛生管理者
  • それ以外の注目資格
    危険物取扱者(乙種)、技能士、エックス線作業主任者、浄化槽技術管理者、冷凍保安責任者、
    公害防止管理者、弁理士

Q&A

Q 工学部と理学部の違いについて教えてください。
A  「理学」では自然界で生じる現象を解明することが目的ですが、「工学」では人類に役立つものを創造することを最終的な目標としています。機械工学では、機械や装置に関連する物理現象・力学現象を解明し、その結果を用いて社会に役立つ機械や装置を開発することを目指しています。
Q 数学や物理が苦手です。機械工学科に入学した後、授業についていけるでしょうか?
A  機械工学の主要科目は物理(特に力学)を基礎としていますので、物理とそれに関連する数学はとても重要です。そのため、本学科では大学入学後に高校の数学や物理の中で機械工学と関連の深い箇所を総復習し、基礎を固める科目を設置しています。したがって、高校の時に数学や物理が苦手だった人も、入学後努力すれば十分授業についていけるでしょう。